超高度AIと人の未来のカタチ。アニメ「BEATLESS」が面白い

「beatless」というアニメが面白いので、簡単なあらすじをご紹介します。

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「beatless」のあらすじ

22世紀初頭、社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。21世紀中ごろに超高度AIと呼ばれる汎用人工知能が完成し、人類知能を凌駕、人類は自らより遥かに高度な知性を持つ道具とともに生きていた。
100年あまりで急激に進行した少子高齢化により労働力は大幅に減少したが、その穴をhIEが埋めることで社会は高度に自動化され、生活は21世紀初頭よりも豊かになっていた。 そんな中、hIEの行動管理クラウドのプラットフォーム企業「ミームフレーム社」の研究所から5体のレイシア級hIEが逃亡する。「モノ」が「ヒト」を超える知性を得たとき、「ヒト」が「モノ」を使うのか、「モノ」が「ヒト」を使うのか。「ヒト」と「モノ」のボーイ・ミーツ・ガールが今始まる。

引用「beatless」公式サイト

面白かった点(ネタバレなし)

「人」と「モノ」の違いは「こころ」がないこと


『BEATLESS』は人とモノの歴史の、人が想像しうる「モノ」との近未来の物語だ。
モノが人の「カタチ」をしていることで、それにどう向き合うかという問いを突き付ける。

人間との違いは「こころ」がないことだという。

人と人はお互いの思いを一致させることで ”心を通じ合う” ことができるが、
人と「モノ」の関係は、その人が求めた反応を ”返す” ことしかできない。

しかし現代において、もしかしたら人間が人間である時からかもしれないが、
人間同士の ”心の繋がり” は果たして本当にあるのだろうか。

”心の繋がり” がこの世界にゼロだとは思わないし思いたくもないが、
”心の繋がり”はお互いの主観で「カタチ」がないことで不安定であり、それを信じるために
結婚や契約という ”制度” は現代まで存在しているのではないか。

「こころ」を殺して働く人々や、人を時には ”捨てる” 資本主義の中で優先される利害関係。これらの状況の中に、人を人たらしめる「こころ」は一体どこにあるのか。

「人」と人のかたちをした 「モノ」 に大した違いはないのかもしれない

人知を超える人のかたちをした「モノ」に「人」が行動を誘導されることをアナログハックという。通常の「モノ」自体に「人」が誘導されることはありえないが、高い知能との”カタチ”を利用し錯覚させることで可能となる。

アナログハックにより「人」が「モノ」に支配されることを作中では危惧されているが、それまでの人は本当に自分の意志で行動しているのだろうか。

国家、常識、習慣、流行をはじめ、周りの人間や、背後に人間の思惑が潜む ”商品” など様々なものから誘導を受けているだろう。
その誘導が「モノ」自体(もしくは「モノ」を操作する「人」)と”カタチ”が変わっただけの事である。

現在のような経済社会において、経済力= ”こころ” がない、わけではないが、
”こころ”は二の次の「人」と”こころ”を持たない「モノ」に大した違いはないのかもしれない。

 

原作本

アニメよりも内容が濃いのでオススメです。

 

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