僕はそんなに映画は見る方じゃない。
一時期名作と呼ばれるような作品とか、邦画で面白そうなやつがあれば見るくらい。
最近は、同じようなものだと見ていなかった。
この作品だって、たまたま浜辺美波さんを可愛いと思っていて、
たまたまテレビで放送されることを知ったから見られた。
でも今の僕にとっては、とてもありがたい作品になった。
レビューでもなく解説でもなく、感想
「死」や「つながり」をテーマにする作品はたくさんある。
正直どれも同じだ、と思ってしまえばそれまで。
映画にしろ音楽にしろ、作品が伝えたいことを突き詰めれば似たようなことになる。
でもそれぞれ物語があり、同じということは決してない。
劇中で、咲良を演じる浜辺美波さんの、こんなことを言うセリフが
心に響いた。
※唯一のネタばれ
君と私の選択、私たちは自分の意志で出会った」
たとえ目に見えない何かに選択させられていても、
周りに流されていても、
それは自分自身の選択。
今自分が死んだように、毎日を淡々に、不満に思って生きているなら
それは自分が選んだ選択。
自分がしたいように、選択することだってできる。
それは誰もが違うし、そしてお互いに干渉するべきじゃない。
そんなことを考えさせられた。
僕にとっては、「生きる」ことへしっかり向き合おうとさせてくれる作品
原作がどうこうとかそういうことは抜きにして、死をテーマにした作品を見ると、生きるってことに向き合ってないことを痛感する。
そしていつの間にか忘れる。
でも忘れてはならないと思う。今夜9時 『君の膵臓をたべたい』の地上波初放送。pic.twitter.com/hDYuDQWUG8 https://t.co/UapfRBQSGo
— LRen (@Co_LN_ect) 2018年8月19日
何度か「生きる」ということに向き合おうとしたことはあった。
でもいつの間にか忘れてしまう。
しょーもないことは覚えているのに、
大切なことは忘れてしまう。
大切だと思うことを心に留められるように、
目に留まるようにしておきたい。
この作品が、この記事を読んでくれた方にとって、
僕のようになるかは分からないけど、
もし気になったら見てみてください。
Amazon Videoでレンタルもできます。